梵音寺 (江戸川区)
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梵音寺 | |
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所在地 | 東京都江戸川区東葛西2-28-16[1] |
位置 | 北緯35度40分04.9秒 東経139度52分41.8秒 / 北緯35.668028度 東経139.878278度座標: 北緯35度40分04.9秒 東経139度52分41.8秒 / 北緯35.668028度 東経139.878278度 |
山号 | 海潮山[2] |
宗派 | 曹洞宗[2] |
本尊 | 観世音菩薩[2] |
創建年 | 承和14年(847年)?[2] |
開山 | 慈覚大師円仁?[2] |
中興年 | 江戸時代初期 |
中興 | 栄室寿盛[2] |
文化財 | 板碑(江戸川区指定有形文化財) |
法人番号 | 6011705000179 |
概要
[編集]847年(承和14年)、慈覚大師円仁によって開山されたといわれている。円仁が唐から帰国の途中、大風で難破しそうになり観音菩薩に祈ったところ、観音菩薩が現れて風が止んだ。円仁は直ちに観音菩薩を描写し、当地に上陸後、その絵を参考にしながら彫刻し、その観音像を本尊とする寺を建てたといわれている[3]。なお、史実の円仁は、新羅経由で比較的安全に博多津(現・福岡県福岡市博多区)に上陸している。
境内には室町時代の宝篋印塔の残骸が残っているので、寺伝にいう平安時代初期の開山かはともかく、比較的古い寺であることが推測される[3]。
その後江戸時代初期、栄室寿盛(1626年寂)によって中興された[3]。
文化財
[編集]交通アクセス
[編集]- 葛西駅より徒歩10分。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 内田定夫 著『江戸川区史跡散歩 (東京史跡ガイド23)』学生社、1992年
- 「民俗・文化・自然編 第二章 神社と寺院 第二節 寺院 三 各神社の由緒沿革 八一 梵音寺」『江戸川区史』 第三巻、江戸川区、1976年3月、530-531頁 。
- “板碑・文保元年六月日銘”. 江戸川区文化財・史跡 (2019年1月31日). 2020年5月29日閲覧。
- “木造聖観音菩薩坐像”. 江戸川区文化財・史跡 (2019年1月31日). 2020年5月29日閲覧。